イチゴの安全性 19.4.20 |
イチゴの農薬 (-2) 有名なイチゴ「とちおとめ」から基準を超える有機リン系の農薬が検出された。 この農薬は根腐れを防止するものである。 検出されたイチゴは栃木県鹿沼市の農協「JAかみつが」から出荷され、新潟県の保健所が残留農薬を検出して、JAに連絡した。 同じイチゴは、新潟、東京、盛岡、横浜に出荷されていたが、新潟以外では検査のタイミングになかったということである。 分析には結果が出るのに2週間、費用は約2万円掛かるという。確率と費用で実施回数が少なくなっている。 JAではその日に出荷した4万パックは回収したが、新潟、盛岡、東京、横浜に出荷した56万パックは回収困難だとしてそのままになった。 JAかみつがでは出荷箱には生産者名を記入していたが、パックには記入されていなかったため、全量回収となった。東京都の青果卸をしている市場関係者は「消費者の食の安全意識の高まりを受けて、減農薬や有機栽培の方向に向かっているのに殺虫剤を使っているところが未だ有るのかと驚いた」との意見であった。 「ポジティブリスト」規制制度が2006年5月末に始まり、799件の農薬類の基準値が一律に「0.01ppm」以下となった。 この制度の発端は、中国産のホウレンソウから基準値を超す残留農薬が出たためである。現在までに、1ヶ月平均の違反件数は64件で、2005年の7倍となっている、6ヶ月間の違反数は、中国が87件(ウーロン茶)、エクアドル53件(カカオ豆)、ガーナ52件(カカオ豆)、台湾26件(マンゴー等)などが見られた。 |
by esunami
| 2007-04-19 22:24
| 食
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